« 1999年8月 | トップページ | 2000年2月 »

1999年11月

1999年11月16日 (火)

四柱推命

 「やぁ!」は世界の合言葉…、ということで交通事故から完全復帰してはや3ヶ月、自宅療養中色々とあった。その中でも特に奇妙なエピソードを書きたいと思う。

 交通事故に遭遇して以来、病院に通う他は外に出る機会が無いので、一日中のほとんどが家にいると言っても過言ではない。だから、色んな「訪問者」がおとずれる...。胡散臭い某宗教団体やほとんど名前の聞いたことの無い信用金庫、やたらと名刺やパンフを渡そうとするしつこい保険会社、等など数え上げたらキリが無い位だ。そんな中に「占い」というジャンルも含まれる。

 「占い」と言ってもよく街角にいる八卦見やどこかの「占いの館」なる雑居ビルにいてタロットカードや水晶玉で占うくらいしか思い浮かばないが、以前といってもかなり前だがテレビで「オルガン」や「コーヒー」、挙句の果ては「札束をばらまく」占いまであると聞いた時には「オイオイ、何でもありかい?」とただ呆れるばかりだった。

 そこで奇妙なエピソードだが、それは交通事故に遭って10日程経った頃だった。家で新本格推理作家・綾辻行人氏プロデュースの「YAKATA」というゲームにいそしんでいた時、家のドアを叩く音がした。ドアを開けてみると年のことなら30歳前半くらいの華奢な女性がいた。もちろん、初対面である...。最初は「毎度お馴染みの政教分離が出来ない某宗教団体の勧誘か?」と思ったのだが、あまりそんな感じがしないことに胡散臭さを感じてしまった。そこで一体何者なのかと話をしてみると、とある占いの事務所に所属している駆け出しの占い師で、主に「四柱推命」で運勢を占うという。幸い、こちらもヒマを理由に「まぁ、話のネタにでもなるかな?」というやや不純な気持ちを胸に占ってもらうことにした。あと強いて言うなら「無料(ただ)」という言葉に負けてしまったというのもほんの多少ではあるが...。占うためには自分の氏名と生年月日(出来るだけ詳しく)が必要ということなので早速教えて、占ってもらったのだが相手の女性が何だか怪訝そうな顔をしていく...。

 結局、姓名の画数から判断される性格については「強情と言ってもいい程意思が強い反面、知識欲が豊富な努力家」ということだった。「なかなか良いことを言うじゃないか。でも強情は当たっているかも?」と思っていたのも束の間、「あと健康面に関してですが、交通事故には気をつけて下さいね。」と笑顔で言われた。「もう、おうてるちゅうねん!今、鎖骨折れてんねん!!ベルトで鎖骨、固定してんねん!!!」と言いたかったのだがグッとこらえて、「はぁ、そうですか?」と何事も無いような顔をして言っていた自分がとても健気に思えた。正直な話、自分自身が見抜かれているという気がした。「占い」の恐ろしさをつくづく思い知らされたある夏の午後のことだった。やれやれ...。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 1999年8月 | トップページ | 2000年2月 »